平成14年9月4日

UJI 花散歩 壱拾七


 
全世界に100年で伝わる――花唐辛子

 体内の血行を良くし、発汗作用を働きかけ、脂肪燃焼に繋がり、肥満防止に役立ち、又消化を助け食欲増進に繋がる「唐辛子」。ダイエットや健康食品として今注目を集めています。とうがらしの原産地は中南米。ナス科トウガラシ属の一年草です。メキシコでは、9000年前から常食されていた形跡が確認されています。しかし、広く知られるようになったのは、15世紀のコロンブスの新大陸発見からです。この時、現地で見つけたとうがらしをコショウと勘違いして伝え、今でも英語のとうがらし名を“red pepper”のように世界各地でコショウと混同した名前がついています。その後、急速に世界に広がりましたが、日本に入ってきたのは、16世紀半ばに鉄砲とともにポルトガル人が伝えた、という説と、17世紀初めに豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰った、する説が有力です。又逆に、朝鮮半島に豊臣秀吉が伝えたという説もあり、はっきりしません。「唐辛子」という名から中国から伝わったように考えがちですが、実は中国にとうがらしが伝わったのは、日本より後で明の時代の末期(17世紀半ば)になってからでした。因みに、南米を出たとうがらしが日本に伝わるまでわずか50年、全世界に伝わるのにたった100年です。最近は、花唐辛子ように観賞用のとうがらしも出てきました。唐辛子の花束などもあります。(智泉荘周辺)












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