平成14年9月15日

UJI 花散歩 弐拾五



日本の美しい果実―ムラサキシキブ

 ムラサキシキブは、日本各地に自生しています。6〜7月頃に葉のつけ根に小さな淡い花が群がるようにつきます。綺麗な花ですが、ムラサキシキブは実の美しいことで知られています。名前の由来は、この紫色の優美な実を平安期の才媛・紫式部になぞらえてつけられた、といわれています。しかし、古い和歌にも俳句にも、これを詠んだ歌はまったくないので、この説には疑問もあるようです。一説では、ムラサキシキブは京都では古く「ムラサキシキミ」と呼ばれており、「シキミ」とは実が枝に重くついた重実(しげみ)のことで、これが訛って「シキブ」になったといわれています。昔は、この実を染料に用いました。葉は、すり潰して絞った汁が皮膚病に効きます。生薬名は「紫珠(しじゅ)」です。ムラサキシキブのラテン語の学名「Callicarpa japonica」は、「calli=美しい」+「carpa=果実」+「japonica=日本の」です。何だか感動を秘めた意味を持っていませんか? 花言葉は「聡明」です。実の言葉は??? (智泉荘周辺)












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