平成14年10月4日

UJI 花散歩 四拾



江戸時代末にオランダの船によって渡来―ダーリア


 ダーリアは、初夏から秋にかけて咲く、色鮮やかで豪華な花です。花色も豊富ですが、その花形は非常に変化に富み、一重咲き、ポンポン咲き(くす球のようなボール状に咲く)、カクタス咲き(八重で花弁が管状になる)、デコラティブ咲き(広い花弁が盛り上がるように咲く)と様々です。ダーリアは、スウェーデンの植物学者ウィリアム・ダール氏の名にちなんだものといわれ、17世紀にスペインの医者により、メキシコの植物のひとつとして紹介され、その後、18世紀末に初めてヨーロッパへもたらされ、それが園芸史におけるダーリアの登場となりました。日本には、江戸時代末にオランダの船によって渡来し、外国から来たボタンに似た花ということで「テンジクボタン」の日本名がつけられましたが、ダーリアの方がよく知れわたっています。本格的に流行したのは、明治時代後期、日露戦争後といわれ、大正時代から昭和にかけて盛んに交配育種が行なわれました。特に太平洋戦争後の改良はめざましく、世界的な水準に達し、実に続々と優秀品種が改良出品されました。しかし、 昭和40年代後半より、流行が急速に衰え、今日ではどういう訳か斜陽族入りをしてしまいました。原産はメキシコなど中南米です。花言葉は「優雅」「華麗」です。(智泉荘周辺)













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