平成14年10月5日

UJI 花散歩 四拾壱


からすうり(烏瓜)とすずめうり(雀瓜) 【PART T】


カラスウリ


 カラスウリの名前の由来は、カラスが好んで食べるからだ、として「烏瓜」と書きますが、カラスの好物ではないようです。秋に果実が朱色で木の上に長く残る様から、カラスが食べ残したのだろう、とカラスウリの名前がついたとされています。一説に、中国から伝わった朱墨の原料である辰砂(しんしゃ)は、鶏卵ぐらいの大きさのものもあり、その色は緋色(ひいろ)で鮮やかです。これから唐朱瓜(からしゅうり)と呼ばれるようになった、とされるものです。  スズメウリの名前は、カラスウリに対応して名づけられた、ともいわれていますが、実は雀の卵のようだから名づけられた、ともいわれています。カラスウリに比べると蔓は細く、葉はやわらかく、花も小さく、果実も小さくて1〜1.5pの球形で、2〜3pの細い柄があって垂れ下がっています。緑色の果実は熟すと白色になり、葉は枯れてしまいます。その果実の白は、老成した実が翡翠を思わせるプリンスメロンにも似た緑灰白色になり、なんとも美しいのだそうです。一年草ですが蔓の先が地下にもぐって越冬し、多年草化することもあります。  ウリ科カラスウリ属の「カラスウリ」とウリ科スズメウリ属の「スズメウリ」は、双方とも雌雄異株(しゆういしゅ)《雌と雄が異なる個体の植物、キュウイ、イチョウなど》の植物です。当然、秋に実をつけるのは雌の個体です。【PART U】では、果実の色が変わった時、そして【PART V】は、来年の花を狙ってみたい、と思っています。(智泉荘周辺)


スズメウリ













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