平成14年10月15日

UJI 花散歩 四拾九



ボールのように蹴りたくなる―オニフスベ

 智泉荘の正門近くの庭に大きな白いものがありました。子供が忘れたボールなのか? 発泡スチロールのゴミなのか? と近づいてみると巨大なキノコのオニフスベでした。あまりにも異様な物体でさわるのもためらいましたが、恐る恐るさわってみると堅いマシュマロのような感じでした。妖怪のようなキノコですね。人は見つけるとどうしても蹴りたくなる衝動が起こるのではないでしょうか? 不運なキノコといったところでしょうか? オニフスベは、「鬼贅」とでも書くのでしょうか? 「鬼(おに)」=「穏(おに)で姿が見えない意、怪物、もののけ」と「贅(ふすべ)」=「瘤(こぶ)の古称」。鬼の瘤ということになります。オニフスベは、ホコリダケ科オニフスベ属で別名ヤブダマ(藪玉)と呼ばれています。藪の中に玉が転がっているように見えるからでしょうか? 写真のオニフスベの大きいものは、直径20pをゆうに越えていますが、もっと大きなものもあるようです。食菌ですから割ってみて中の白い若いもののみ食用の対象になります。ものの本には、肉質ははんぺんに似ている、 とありました。さらに食べ方は、天ぷらやサッと湯がいて刺身風が極めて美味しい、とありましたが……???

 













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