平成14年10月17日

UJI 花散歩 五拾壱



美味しそうな和菓子のような実―サネカズラ

 智泉荘周辺をデジカメを持って散歩していると、美味しそうな和菓子のような実がぶら下がっていました。調べてみるとモクレン科サネカズラ属のサネカズラ(実葛)でした。サネカズラは、皮を剥いで潰して水を加えるとネバネバした液体になります。これを髪につけて整髪料としたそうです。これが別名のビナンカズラ(美男葛)の由来です。サネカズラのサネは実、カズラは葛の意で、美しい実をつける蔓という意味だそうです。生薬の南五味子(なんごみし)は、この成熟した果実を採集し乾燥したものです。漢方では、滋養強壮及び鎮咳薬に供せられます。
『小倉百人一首』にこんな歌があります。

  名にし負はば逢坂山のさねかずら 人に知られでくるよしもがな  三条右大臣

 また『万葉集』には、

  さね葛後も逢はむと夢のみに うけいわたりて年は経につつ  柿本人磨呂

 とあり、昔から歌にもよく詠われているサネカズラ。今年は、夏に咲く花を見逃しました。花言葉は「好機をつかむ」「再会」です。来年は是非「好機をつかみ」「再会」してみたい花です。

※メリークリスマス! − サネカズラ 「UJI 花散歩 参百八拾七」













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