平成14年10月20日

UJI 花散歩 五拾四




天使の奏でる音楽でにぎやか!?―エンジェルトランペット

 南米やインドを中心に分布するナス科ダチュラ属の植物です。分類は、草本で一年草の花が上向きに咲く種類をダチュラといい、木本で多年草の花が下向きに咲く種類をブルグマンシアといいます。ブルグマンシアの方が「エンジェルトランペット」という名前で広く世間に知られています。どちらもダチュラとされて流通していますが、本来の分類は上記のようになっています。これらの花は、夕方から開花仕始め、強いジャコウのような芳香を放ちます。また、全草(根・茎・葉・花などすべての部位)にアルカロイドを含む有毒植物であり、食べたり、この植物に触った手で調理したりして、救急車のお世話にならないように、扱いには注意が必要です。日本には江戸時代にチョウセンアサガオ(和名)として渡来したといわれています。蘭学医の華岡青洲が世界で初めて全身麻酔下による乳癌摘出の外科手術に成功した時、自らが開発し用いた麻酔薬「通仙散」の主剤がチョウセンアサガオです。それは、文化元年(1804年)10月13日のことで、愛妻を実験台にして乳癌の手術でした。
  エンジェルトランペットは、長さ20p以上もある花がぶらさがり、大型で非常に魅力的な豪華な花です。智泉荘周辺には、まだまだたくさん咲きそうですが、天使の奏でる音楽でにぎやかになるのでしょうか!? まさか……ね。さすがに花言葉は「変装(変奏!?)」「偽りの魅力」「愛敬」です。












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