平成14年11月6日

UJI 花散歩 七拾壱




日米親善の樹―ハナミズキ

 ハナミズキ(花水木)の実と紅葉を季節柄とりあげてみました。ハナミズキは、北アメリカ東部産の代表的な花木です。アメリカヤマボウシともいいます。アメリカハナミズキという呼び方をよく聞きますが、ハナミズキとアメリカヤマボウシをちゃんぽんにしたもので間違いです。アメリカでの名称は、ドッグウッド(ダグウッド)、花はバージニア州の州花です。花の美しいミズキということからハナミズキと呼ばれています。いずれ初夏に咲くハナミズキの花を、この「花散歩」でも取り上げる予定です。花色はもともと白でしたが、日本に来て赤色も出来ました。ハナミズキが日本に渡来したエピソードがあります。1909年から数年にわたって、尾崎行雄東京市長(当時)が、タフト大統領夫人の希望によりアメリカ合衆国(ワシントン・ポトマック河畔)に桜(ソメイヨシノ)の苗木3000本を贈りました。その桜はワシントンの名物になっています。その返礼として、1915年に同国から東京市(当時)に苗木40本が贈られたのが、日本でのハナミズキのはじまりです。日米親善の木として有名になりました。その原木は、今も残っているそうです。(都立園芸高等学校【世田谷区】2本・農水省果樹試験場興津支場【静岡県清水市】1本・東京大学理学部附属小石川植物園【文京区】1本など)ハナミズキは、「植えたい記念樹」では大変人気のある樹木です。日本に入って来て歴史が浅いので、まだ花言葉はありません、とある書物に載っていましたが、調べてみると「私の想いを受けてください」「返礼」とありました。花言葉そのものが確定したものではありません。だから誰が創り出してもいいのかも知れません。(智泉荘周辺)












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