平成14年12月1

UJI 花散歩 九拾五



萩の花・その後―萩の垣根

 秋の初めに秋の風情で秋の涼感を誘う秋の萩の花。「花散歩 弐拾六」で「秋の風情で涼感誘う―萩の花」としてお伝えしました。今回は、「萩の花・その後―萩の垣根」として、「その後」をお伝えします。花が終わると萩の木は刈り取られます。真っ直ぐになるように縛って干されます。五ヶ月くらい経つと庭の垣根として使われます。その垣根のために萩を植えている、というところも昔はありました。宇治別格本山の智泉荘では、初秋に萩の花を愛で、晩秋に萩を刈って干し、冬を越え、春の足音が聞える頃には垣根となり、その頃から萩の若芽は芽吹くのです。自然のサイクルの中で、そのまま自然に「萩」があることも感動的です。萩の花のその後は、庭の垣根なのです。日本の庭園の垣根に萩を使うのは、粋(いき)であり、乙(おつ)であり、味(あじ)なものですね。雅(みやび)ている、という言葉がありますが、風雅(ふうが)、風流(ふうりゅう)、優美(ゆうび)、上品(じょうひん)につながる世界があります。

















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