平成14年12月4

UJI 花散歩 九拾八



ほのかな香りと純白の清楚な美しさ―ヒイラギ

   ヒイラギ(柊)の花は今が満開です。ヒイラギ(柊)はキンモクセイ(金木犀)と近い仲間ですが、トゲの葉が目立ってしまうため、この花の美しさを知らずにいる人が多いようです。よく見ると純白の花には清楚な美しさがあり、ほのかな香りとともに捨てがたい魅力となっています。しかし、ヒイラギの特徴はその葉の形にあります。葉の周りのトゲが特徴です。親指と人指し指で葉の両側のトゲを支え、フーッと息を吹きかけてクルクル回すという遊びをしたことを思い出します。一枚の葉のふちに左右対称に2〜5対の鋭い鋸歯(きょし)があり、その先端はトゲになっています。このトゲは、木が若いときには特に鋭く、知らずにふれて思わずとびあがる痛さを感じることもあります。ところが、ヒイラギの樹齢がすすみ、木が老木になるにつれ、このトゲが少なく、鋸歯が低くなっていき、極端な場合、鋸歯が全くなくなってしまうことさえあります。人間も歳を重ねるにつれ、角が取れて丸くなる、といわれますが、似た思いがします。花言葉は「機智」「先見」です。モクセイ科モク セイ属のヒイラギの学名“Osmanthus heterophyllus”は、「Osme:香気」+「anthos:花」、「hetero:同じでない」+「phyllus:葉」ということになるそうです。ところで、ヒイラギという魚がいますが、樹木のヒイラギの葉のように平たくて、背びれなどに鋭いトゲがあることから、この名前がついたそうです。美味しい魚ですよね。(大拝殿前広場周辺)


若いヒイラギの葉













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