平成14年12月10

UJI 花散歩 壱百四



難を転ずる、成る天―ナンテン

  中国から薬用・観賞用として伝わってきたナンテン(南天)は、漢名の南天竹(ナンテンチク)に由来します。その名前が「難を転ずる」「成る天」に通じるため、昔から厄除けや縁起の良い植物として親しまれてきました。魔除けや災難除けとして庭先や玄関先や門の近くに良く植えられています。お手洗いの側に植えてあるのは、不浄を清めるという意味があるそうです。また、食あたりを防ぎ、長寿を祈願するということでナンテンの箸は好まれるようです。料理の飾りにナンテンの葉をあしらいますが、やはり食あたりを防ぎ、縁起ものとしてあるようで、葉を赤飯や御祝いの餅の下に敷いたりします。縁起の良い植物として正月の生花の飾りつけに用いられます。果実は真っ赤で雪兎を作ったときの目に埋め込みました。もちろん耳はナンテンの葉です。ナンテンの花は咲くが実がならないという話を良く聞きます。これは花期が梅雨期にあたり、花が開花した時に雨が降ると花粉が雨で流されてしまうためです。実がならない場合は、軒下などに植えるといいようです。ナンテンは一見木のように見えますが実際は草本 です。見せかけの木なのです。ナンテンの果実を乾燥させたものを漢方では南天実(ナンテンジツ)と呼んで咳止めに用います。葉は胃腸・眼病・歯の痛みを抑える薬として使用されています。(智泉荘周辺)
※シロナンテン「UJI花散歩 壱百弐拾弐













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