平成14年12月16日

UJI 花散歩 壱百壱拾


羽根突きの羽根を思わせる可愛い藍色の実―クサギ

クサギ(臭木)は、葉や枝に傷をつけると青臭い異臭(梧桐〈きり〉の葉に似た異臭)がするためつけられた和名です。漢名も臭梧桐(しゅうごとう)といい、臭いというところからきています。ところ変わって欧米では、この匂いがピーナツバターに似ている、と感ずるようでピーナツ・ブッシュの英名もあります。そんな名前とは裏腹に、夏の特徴的な白い花(来夏紹介予定)がとても綺麗で魅力的です。ユリのような良い香りがします。また、花の後には、羽根突きの羽根を思わせる可愛い藍色の実がとても印象的です。古くからクサギの熟した実は、浅青色(縹色=はなだ色)の染料として用いられていました。あまり役に立たない雑木という人もいますが、どうしてどうして、材は「下駄」、若芽は「食用」、葉・茎・根皮は「薬用」、果実は「染料」となかなかのものです。先日といっても、もう一ヶ月も経つでしょうか。夕方の地方(近畿)のニュースで、このクサギの実を染料として染め、マフラーやセーターを昔のハタオリキで作っている若い女性を取材していました。この人は化学 物質過敏症で、身の回りの極微量な化学物質に反応し、様々な症状が出て、日常生活が大変困難になり、特効薬もなく、化学物質が出来るだけ少ない環境を求めて、自然に囲まれた山の中で仕事をするというものでした。今こそ自然から学ぼう、ということでしょうか。(金剛心参道入口周辺)













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