平成15年1月23

UJI 花散歩  壱百参拾壱

日本の青木葉―アオキ


上求参道周辺の自然の中にあるアオキ

  アオキ(青木)は、日本原産の植物でアオキバ(青木葉)ともいいます。アオキの学名は、「Aucuba japonica」(アウクバ・ヤポニカ)で「日本の青木葉」の意味があります。日陰でもよく育ち、耐寒性が強い常緑樹で、庭園樹として大変重宝がられました。日本でも庭園樹として普通に見られるものです。葉も茎も常に緑色で「アオキ」の名が生まれましたが、茎にはコルクを形成する組織が数年間も発達しないため、普通の樹木のような褐色の樹皮は出来ません。雌雄異種で雌株には冬に真っ赤な実がつき、大変美しいものです。この美しい赤い実と斑(ふ)入りの美しい葉に魅せられて、1783年にイギリスにも導入されましたが、このときは雌雄異種であることが分からず、黄色い斑のある雌株だけが導入されたため実が稔りませんでした。70年ほどあとになって、フォーチェンという人がわざわざ日本まで雄株を取りに来て、やっと棯性(ねんせい:発芽能力)のある実がつくようになったのです。時間と労力と費用をかけて取りに来るだけの価値を持った木だ、と当時の日記に記しているそうです。因みに、ヨーロッパに初めて紹介したのは、元禄3年(1690年)に日本に来たドイツ人のケンベルです。(上求参道周辺・智泉荘周辺)


智泉荘の庭にある斑入りのアオキ












©生長の家宇治別格本山