平成15年1月29

UJI 花散歩  壱百参拾七

いち早く春を告げるもの―フキノトウ


 フキノトウ(蕗の薹)は、雪解けを待つようにあらわれる早春を代表する山菜です。いち早く春を告げるものとして、天ぷら・酢の物・油炒め・煮物や味噌汁に入れたりと食卓を飾ることが多いフキノトウは、見ると可愛らしい姿、かぐと特有の香り、食べるとほろ苦い味がします。フキノトウはフキの花です。フキノトウはフキの花茎で、通常私たちが知っているフキは、フキの葉柄です。花茎というのは、主なる茎から出て、その先に花を支える枝茎のことです。また葉柄というのは、普通は茎と葉を結びつける、あの細く固い部分です。フキはキク科の多年草です。タンポポやアザミやニガナなど、キク科の多くがそうであるように、フキノトウも伸び切って高さ30〜40pほどになると花は終わり、やがて綿帽子を作った種を風に任せます。北海道の十勝地方で人の背も越すほどの巨大な「ラワンブキ」というフキに出会ったことがあります。(智泉荘周辺)

※地下茎で越冬し花を咲かす―フキノトウ U「UJI花散歩 壱百六拾壱
※茶花で野趣あり―フキノトウ V「UJI花散歩 壱百七拾六












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