平成15年2月7

UJI 花散歩  壱百四拾弐

妖精の輝き―ボケ


  ボケ(木瓜)の原種には5種類あります。@クサボケ(草木瓜)Aカラボケ(唐木瓜)Bヨドボケ(淀木瓜)Cヒ ボケ(緋木瓜)Dシロボケ(白木瓜)です。クサボケが日本原産で、あとは中国原産です。中国では「放春花(ホウシュンカ)」の名で親しまれています。ところで、こんなにオリエンタルで美しく可憐な花が、どうして「ボケ」などと呼ばれるようになったのでしょうか。呼び名の由来は、その実が大きいところを瓜に見立て、木になる瓜だというので「木瓜」、これを音読みして「モククワ」=「モケ」と呼んだのが転じて「ボケ」となったと言われています。ボケの花が終わると、直径5pほどの卵形あるいは球状の実がなります。この実は初めは緑色で、熟すと黄緑色になり、とても良い香りがします。この実を果実酒にしたボケ酒は、香り高い絶品といわれ、飲むと疲労回復や筋肉の痙攣に効くと言われています。「器量よけれどわしゃボケの花、神や仏に嫌われる」という俗謡は、ボケに棘があるので神仏の献花として用いないことを指しますが、反面、「厄介者扱いされるほど丈夫な木」ということでもあるのです。 大きくなる木ではなく狭い庭に向いていることから「平凡」という花言葉がついたそうです。他には「情熱」とか「早熟な人」という花言葉もありますが、私は「妖精の輝き」という花言葉がピッタリだと思います。(智泉荘周辺)


※平安時代に渡来した―ボケ U「UJI花散歩 壱百七拾壱
※子宝伝説―ボケ V「UJI花散歩 弐百六拾参













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