平成15年2月25

UJI 花散歩  壱百五拾壱

うつむきがちに咲く―クリスマスローズ




 クリスマスローズのうつむきがちに咲く、清楚で可憐な花姿に魅せられる人は多いようです。地味ですが上品で優雅な花です。クリスマスローズは、冬咲きと春咲きに大別されますが、冬咲きがクリスマスの頃にバラ(薔薇)のように美しく咲くことから、その名がついたと言われます。しかし、現在出回っているクリスマスローズのほとんどは、春咲き種だそうです。クリスマスローズの学名Helleborus(ヘレポラス)は、ギリシャ語に由来していると言われています。紀元前10世紀頃のバルカン半島に暮らすある原住民は、クリスマスローズの根の汁を弓矢に塗って獲物を射ると、その肉が軟らかく美味しくなると信じていました。ギリシャ語で「殺す」は「helein」、「食物」は「bora」と言います。そしてギリシャ人を意味する単語のスペルは「hellene」です。クリスマスローズは、ヘレニズム文化と深い関係にあったようです。花言葉は「追憶」です。(智泉荘・楠の木周辺)

※パステル調の冬の貴婦人―クリスマスローズ U「UJI花散歩 壱百五拾八













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