平成15年3月13

UJI 花散歩  壱百六拾参

藪椿に始まり藪椿に終わる―ツバキ [

 ヤブツバキ(藪椿)は、北海道以外の日本全国の海岸から山にかけて自生するツバキの総称です。紅色一重筒咲きですが、まれに白花もあり、また淡桃、桃、濃紅まで花色の変化は多くあります。ヤブツバキをヤマツバキ(山椿)と呼ぶこともあります。メジロなどの小鳥が蜜を吸いに来て受粉します。このようなものを「鳥媒花(ちょうばいか)」といいます。因みに、虫が受粉するのは「虫媒花(ちゅうばいか)」です。ツバキは『古事記』や『日本書紀』にも登場し、『万葉集』にも九首が詠まれていることから、古来から身近に愛されていた花といえるでしょう。

  あしひきの八峯の椿つらつらに
         見とも飽かめや植えてける君  大伴家持

 茶席の花としては、「藪椿」に始まり「藪椿」に終わる、とさえいわれています。花言葉は「ひかえめな美徳」です。(智泉荘周辺)



※旧城下町として発展したところが盛ん―ツバキ「UJI花散歩 壱百参拾四
※春の木と書いて読む字は日本の国字―ツバキU「UJI花散歩 壱百四拾四
※一重咲きの京ツバキ・初雁―ツバキ V「UJI花散歩 壱百四拾七
※古い椿の白角倉―ツバキW「UJI花散歩 壱百四拾九
※春を待ち望む時期に春を告げる―ツバキ X「UJI花散歩 壱百五拾
※古くから茶花として愛好された―ツバキ Y 「UJI花散歩 壱百五拾五
※椿尽しに秋の山?!―ツバキ Z 「UJI花散歩 壱百五拾九
※藪椿に始まり藪椿に終わる―ツバキ [「UJI花散歩 壱百六拾参
※菊更紗という綺麗な名―ツバキ \「UJI花散歩 壱百七拾四
※春は曙―ツバキ ]「UJI花散歩 壱百八拾七
※紅白一対の名木―ツバキ ]T「UJI花散歩 壱百九拾壱
※いにしえよりいのち受け継ぎ―ツバキ ]U「UJI花散歩 弐百
※お止めの椿―ツバキ ]V「UJI花散歩 弐百参
※見納めの椿たち―ツバキ ]W「UJI花散歩 弐百壱拾六
※椿油―ツバキ ]X「UJI花散歩 弐百八拾壱












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