平成15年3月14

UJI 花散歩  壱百六拾四

春の七草のひとつ―ハコベ


 ハコベ(繁縷)は、春の七草のひとつとして有名です。小鳥が好物にしている柔らかい草です。鶏や兎も好物です。俗称で「ヒヨドリグサ」「スズメグサ」とも呼ばれています。サラダや野菜料理にも使います。野原に、畑に、道端に、至る所に花を咲かせます。2月から9月頃までですからロングランです。小さな花は、花びらが10枚あるように見えます。ところが、深い切れ込みがあるので実は5枚の花びらなのです。花は綺麗です。「華麗という綺麗さでなく、無駄の一切ない、幾何学的なシンプルさを持った気品のある美しさ」と誰かがいっていました。特に早春のハコベは純白で可憐です。日本最初の本草書である『本草和名(ほんぞうわみょう)』(918年。本草約1025種を集録し注記した我が国最古の本草書。二巻)に登場している波久倍良(はくらべ)の転訛と考えられます。英名は「チックウィード」(鶏の雑草)だそうです。漢名の「繁縷」は、茎が糸(縷)のように繁る外見に由来しているのだろう、と推測されています。花言葉は「愛らしい」「ランデブー」です。 幸せハコベって感じですね。(智泉荘周辺)














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