平成15年3月19

UJI 花散歩  壱百六拾八

春もややけしきととのふ―ウメ X


  各地からウメ(梅)の便りが届きます。ウメは、中国からの渡来木ですが、中国では年が明けて最初に咲く花、ということで「百花初見」とか「百花元始」と呼びます。ですから、わが国では旧正月の頃、即ち2月上旬から3月中旬が見頃ということになります。この写真のものは、ピンクの遅咲きのウメですが、万葉の時代は白梅が中心でした。しかし、平安時代にさしかかると「木の花は濃きも薄きも紅梅」と清少納言が書き留めたように、紅梅賛美に変ります。と同時にウメの香りへの賛美も多くなってきます。源氏物語に「春のおとどの御前(おまへ)、とり分(わき)て、梅の香も御簾(みす)のうちの匂ひに吹きまがひて、生ける仏の御国(みくに)とおぼゆ」との一節があります。

  春もややけしきととのふ月と梅  芭蕉

 月明かりの中の梅も風情があります。(智泉荘周辺) 




※日本人の心をとらえた花―ウメ「UJI 花散歩 壱百参拾八
※天より雪の流れ来るかも―ウメ U 「UJI 花散歩 壱百四拾壱
※色をも香をもしる人ぞしる―ウメ V 「UJI 花散歩 壱百五拾参
※一輪ほどのあたたかさ―ウメ W「UJI 花散歩 壱百五拾四
※梅の花が咲きました!− ウメY「UJI 花散歩 参百九拾
※末一のしだれ梅開花 − ウメZ「UJI 花散歩 参百九拾弐
※600回記念の梅 − ウメ[「UJI 花散歩 参百九拾六













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