平成15年3月21

UJI 花散歩  壱百六拾九

秋の稲穂と同じ思い―トサミズキ


  トサミズキ(土佐水木)は、春の到来を告げる花のひとつです。高知県土佐の山地に自生することから、この名がつきました。春の葉に先立って黄色い花をたくさん咲かせ、とても目立つ木です。花は鐘形で6〜8個が穂を作って垂れ下がって咲きます。風が吹くとリンリンと音がしそうです。近寄ってよく見ると中から雄蘂の赤い葯が覗いています。豊年満作を意味する「満の木」と書いて「ミズキ」としていたといいますから、このトサミズキの花の咲いている様子を秋の稲穂と同じ思いを願ったのであろう、と思われます。

  土佐みづき山茱萸も咲きて黄を競う  水原秋桜子

 トサミズキは、ミズキ科ではなくマンサク科です。花言葉は「清楚」です。(智泉荘周辺)  




※ヒメミズキが訛って―ヒュウガミズキ 「UJI花散歩 壱百七拾」 













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