平成15年4月6

UJI 花散歩  壱百八拾四

春光に誘い出されて顔を出す―シュンラン


 シュンラン(春蘭)は、日本産の蘭(中国産の春蘭と区別するため日本春蘭と呼ぶこともあります)で東洋蘭です。山などで見つけることができます。山野草の愛好家に好まれるようでシュンランを専門にやっている人も多いようです。変った花色は、高値で取引されているそうです。最近の山野草ブームの影響で各地のシュンランは引き抜かれて減少しているようです。東洋では古来、秋の菊と並びその姿がすがすがしく俗気を帯びないのを賞で、庭植えや鉢に仕立てられています。シュンランのことをジジババ(爺婆)と呼ぶこともありますが、別名のホクロ(黒子)は唇弁にある斑点を顔のほくろになぞらえてつけられています。食したことはありませんが、蕾はサラダの彩りとして生食や天ぷら、酢の物などにも良いといいます。また、花を塩漬けにしたものを、桜湯と同様に欄茶にしたり吸い物に利用するようです。春の花“シュンラン”は、春光に誘い出されて、うつむきかげんに顔を出す、とても地味な花ですが、なかなか味わいのある花です。花言葉は「気品」「清純」です。(宝蔵神 社周辺) 













©生長の家宇治別格本山