平成15年4月11

UJI 花散歩  壱百八拾九

かげりのある独特の美しさ―シャガ


 シャガ(射干・著莪)は、鬱蒼と茂る木々の間から、木漏れ陽がかすかに射しているような雰囲気の日陰に咲く清楚で可憐な白い花が、ひっそりと群れて咲く、そんな花です。だから、かげりのある独特の美しさを持っているのでしょうか。白い花弁に黄色と紫色の斑紋が繊細な美しさをみせてくれます。中国中部から日本の本州・四国・九州の杉林や竹林などの林床に見られます。日本には古く中国から渡来し、今では日本の風土に馴染んで野生化しています。シャガは、ヒオウギの漢名「射干」からきています。その昔、射干(ヒオウギ)をシャガと見誤って、シャガに「射干」を当てたのだそうです。シャガは「Iris japonica Thunb.」と学名をいい、アヤメ属をあらわす「Iris」はギリシャ語の「虹」の意味です。アヤメ属の植物は、花色の変化が多く美しいのでギリシャ神話の虹の精「Iris」の名をもらったといわれています。別名はコチョウカ(胡蝶花)です。花言葉はなぜか「反抗的」です。(智泉荘周辺)













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