平成15年4月23

UJI 花散歩  弐百弐

宮中の神事にも使われた―ウワミズザクラ

 サクラ(桜)といえば、ソメイヨシノを想像してしまいますが、ウワミズザクラ(上溝桜・上不見桜)は一見サクラの花には見えません。しかし、立派なサクラなのです。品種改良のおびただしいサクラと違い、ウワミズザクラは昔から人のそばで暮らしてきたサクラなのです。このサクラは小さな花が穂状につき、ブラシのような形になります。でも、その小さなひとつひとつの花は、間違いなくサクラの花なのです。ウワミズザクラは古来、宮中の神事にも使われました。材の上面に溝を彫り、火にくべて亀甲を焼いて占い事をしたというのが和名由来の一番有力な説です。ウワミズザクラは、別名コンゴウザクラといいます。コンゴウは金剛です。宇治別格本山本山の金剛心参道入口の右側には10mを越すウワミズザクラがありますが、多くの人に気づかれず咲いています。この写真は智泉荘にあるものです。













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