平成15年5月2

UJI 花散歩  弐百壱拾八

イエス・キリストにふりかけた花―オオニソガラム



オオニソガラムは、アフリカ北部、地中海地方などが原産で星形の花をかたまって咲かせます。花は昼間だけ開き、朝晩は閉じています。ブーケやコサージや花束、いけばなやフラワーアレンジにも用いられます。オオニソガラムの和名は「大甘菜(おおあまな)」です。英名は、Star of Bethlehem「ベツレヘムの星」です。因みに、クリスマスツリーの天辺の星も「ベツレヘムの星」です。こんな話があります。
 イスラエルをヘロデ王が治めていた頃、東の方から3人の天文学者や星占いに詳しい博士達がヘロデ王の宮殿にやってきて言いました。
「将来ユダヤの王になるべき方がお生まれになりました。何処におられるのでしょうか。私達は東の方で、そのお告げの星を見たので、はるばるその方を拝みにやってきたのです」
 ヘロデ王は、星について詳しく聞き、3人の博士達をベツレヘムにつかわせました。3人の博士達が東方で見た星は、彼らを導きながら進み、ベツレヘムの村の粗末な馬小屋の上に留まりました。3人の博士達は、馬小屋の中に入り、聖母マリアと幼子のイエス・キリストにひれ伏して、
「この方こそ救世主となられる御方です」
 と言って拝み、贈り物を捧げました。
 東方の博士達をイエス・キリストのもとに導いてきたベツレヘムの星は、役目を終え、砕けて流星のように地面に落ちていきました。野原に落ちたベツレヘムの星の破片は、それぞれ星の形をした花になりました。イエス・キリストの父ヨセフは、明け方にその花を摘み、すやすやと眠っている幼子のイエス・キリストにふりかけました。
 花言葉は「純粋」「純白」「純潔」「無垢」です。(智泉荘周辺)













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