平成15年5月14日

UJI 花散歩 弐百参拾

折々さます蝶の夢―タンポポ

 タンポポ(蒲公英)は、日本全土の野山、道端、畦道などに普通に見られるキク科の多年草植物です。春の花のタンポポには、日本各地に自生するエゾタンポポ(北海道・本州北部)、カントウタンポポ(関東地方)、カンサイタンポポ(近畿地方)、シロバナタンポポ(関東地方以西)、ツクシタンポポ(九州)と明治時代のはじめに外国から入ってきたセイヨウタンポポ(全国)があり、帰化種が在来種を追い出して勢力を拡大しています。セイヨウタンポポは、北海道農学校でクラーク博士が紹介したのが最初だと言われていて、食用として栽培されたのが野生化して増え始めたようですが、セイヨウタンポポは100年経った現在も野菜の仲間に入れてもらえないでいます。日本人の口にあわなかったのでしょうか。タンポポの名前の由来は、民俗学の柳田国男の著書から、茎の両端を細かく裂いて水に漬けると、そり返って放射状に広がった両端が、鼓(つづみ)の形に見えることから、鼓を打つときの音から連想して、タン・ポン・タン・ポンから「タンポポ」の名になったという説が主流になっています。
花言葉は「田舎の託宣」「思わせぶり」です。

  たんぽぽや折々さます蝶の夢  加賀千代女

 これは、ウズラタンポポという名がついているものです。(楠ノ木荘周辺)













©生長の家宇治別格本山