平成15年5月17日

UJI 花散歩 弐百参拾四

ハーレクインの恋人コロンバインの盃―セイヨウオダマキ

 セイヨウオダマキ(西洋苧環)は、尾を引いた彗星のように動的な美しさがあります。オダマキ(苧環)という和名は、昔の人が麻糸を紡ぐのに使った糸巻き(糸車)に似ているのでイトクリソウ(糸繰草)とも呼ばれています。英名は、coiumbineです。ヨーロッパの喜劇に出てくる道化役ハーレクインと彼の恋人コロンバインが登場しますが、コロンバインが持つ盃がオダマキとよく似た形です。このため花の英名がコロンバインとなり、道化を象徴する「愚者」という花コトバが生まれました。また、イギリスやフランスでは、昔、ライオンがオダマキを食べていたことから、この草には大きな力が宿っているといわれ、葉を両手にこすりつけるだけで勇気が出ると信じられていました。(愛泉荘周辺)
















©生長の家宇治別格本山