平成15年5月17日

UJI 花散歩 弐百参拾五

海外でも高い評価―オオデマリ

  オオデマリ(大手毬)は、白い花を手まりのような形に集め、それをいくつも重ねて咲き揃えます。新緑によく映える柔らかな印象の花が愛されて、庭木としてよく利用されています。原産地は日本です。各地の山野にヤブデマリという木が自生していますが、オオデマリはその園芸品種です。樹形はほとんど同じですが、オオデマリがタマアジサイのような花序をつけるのに対して、原種のヤブデマリはガクアジサイのような花序をつけるという違いがあります。ヤブデマリは花序の回りの部分だけに装飾花がつきますが、オオデマリでは花序全体が装飾花に変化しています。このためオオデマリは実をつけることがありません。オオデマリとよく似た花序を持つものにスノーボールがありますが、オオデマリはジャパニーズ・スノーボードと呼ばれ、海外でも高い評価を得ています。また、コデマリも似たような花序をつけますが、これはバラ科の植物でオオデマリとは縁の遠いものです。別名・テマリバナ(手毬花)。花言葉は「約束」です。(智泉荘周辺)

 装飾花……花粉を運ぶ昆虫への目印になるように特に大きく発達した花のこと。役割はそれだけで雄蘂も雌蘂も退化し、実は結ばない。





※白い飾り花を手毬のように咲かせる―テマリカンボク「UJI花散歩 参百七拾五













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