平成15年5月22日

UJI 花散歩 弐百四拾四

日本に自生する野花菖蒲から改良―ハナショウブ

 単にショウブ(菖蒲)という場合は、たいていハナショウブ(花菖蒲)のことです。ハナショウブは、日本に自生するノハナショウブ(野花菖蒲)から改良された園芸種であり、古くから鑑賞用に栽培されてきました。園芸品種は多数あり、江戸系・肥後系・伊勢系などの系統に分かれているそうです。ハナショウブは、古くはハナカツミという名で栽培されていたそうですが、江戸時代に栽培が盛んになり、明治以後も栽培は発展し、米国でも行われています。「いずれがあやめかきつばた」と言われますが、これにハナショウブが加わると見分けはいっそう難しいのでしょう。もっとも、ハナショウブは花が大きいことや色は紫(青紫・赤紫)や白が多いということなので比較的容易に見分けられるようです。なお、端午の節句に菖蒲湯で用いられるべきものは、本来はサトイモ科に属するショウブで、ハナショウブを使うのは誤りです。(智泉荘周辺)

 花菖蒲ではなく白菖蒲では?

 本日の「花散歩」は、第弐百四拾四回で「日本に自生する野花菖蒲から改良―ハナショウブ」ですが、違うように思います。ハナショウブ(花菖蒲)は、五月の節句の菖蒲湯に使うショウブ(菖蒲)に葉が似ていて美しい花を咲かせるので名づけられています。アヤメ(菖蒲)やカキツバタ(杜若)と似ていますが、花期が最も遅く、葉の中脈が著しく隆起している点が異なります。
 さて、本日アップされました「花散歩」の花は、アヤメですね。釈迦に説法ですが、名前の由来については、アヤメ(菖蒲)とは文目(あやめ)の意で花に虎斑(とらふ)模様があるからとする節と、葉が並列して立つさまに美しい“アヤ”があるとする節などがあります。栽培種も多く、白色の花をつけるシロアヤメ(白菖蒲)などもあります。

*以上は、豪 丈太郎さんからのご指摘です。早速、御庭番衆のひとりである清水さんに聞きました。「ハナショウブ(花菖蒲)」ではなく「シロアヤメ(白菖蒲)」でした。大変失礼をいたしました。
 以前も、豪 丈太郎さんには「ツバキ(椿)」と「ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)」の件でご指摘いただきました。今回で三度目ですね。ありがとうございます。













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