平成15年5月23日

UJI 花散歩 弐百四拾五

波がしらのような花―タツナミソウ

 タツナミソウ(立浪草)は、色々の種類があります。緑色の草むらの中から、やや抜きに出て咲く紫色(白色もあります)の花は、大変よく目立ちます。いくつかの花が茎の先端に、まるで一方を向いて穂状につきます。花の筒の部分は長く、下唇は幅広く前方に突き出しています。花が咲いている様子を横から眺めると泡立つ波に似ているのでタツナミソウという名がつきました。確かに、頭のまるい紫色や白色の花がすべて同じ方向を向いて穂になって咲いている様子は、いかにも「波がしら」のようです。葛飾北斎の「富嶽三十六景」「神奈川沖浪裏」の波の絵をほうふつさせ、押し寄せる波頭にも見えます。そういわれてこの花を見ると、なるほどと納得し感心させられます。きれいなので山野草として鉢植えにし、栽培もされます。花言葉は「命を捧げよう」です。(智泉荘周辺)













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