平成15年5月28日

UJI 花散歩 弐百五拾壱

幻の花―シチダンカ

   シチダンカ(七段花)は、名前は江戸時代より伝わっていましたが、「幻の花」=「幻の紫陽花」と言われ、絶滅したと考えられていました。幻の花・シチダンカは、江戸時代にドイツ人医師シーボルトが『日本植物誌』で紹介して以来、その存在が確認されず「幻」になりかけていました。およそ130年後の1950年代のこと、奇蹟的に六甲山中で自生している1株が発見され、現在6000株まで増やされました。山紫陽花の一種で別名を沢紫陽花といいます。赤紫が綺麗で可憐です。八重咲きになるのが特徴で上品な紫陽花です。額紫陽花のような咲き方ですね。紫陽花の学名にオタクサとありますが、これは、幕末に長崎オランダ商館に来ていたシーボルトが、紫陽花の中でも大輪で一番美しい品種に、自分が愛した楠本滝という丸山の遊女(通称・お滝さん)の名前を取って命名したことで有名です。(智泉荘周辺) 













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