平成15年6月6日

UJI 花散歩 弐百六拾参

子宝伝説―ボケ V

   ボケを漢字で書くと木瓜となりますが、何故、木の瓜と書くのでしょうか? 今回はボケの花(【UJI花散歩 壱百四拾弐】【UJI花散歩 壱百七拾壱】参照)でなく、ボケの実です。ボケの実は瓜に似ているとも思えませんが、昔の人はボケの実を瓜と同じようだと思っていたのでしょうか。ボケの実は薬用になるそうで、漢方の本にも載っています。焼酎づけとしては最高のものとして珍重されています。梅の焼酎づけのような黄金色の美しい上品な味と香りの焼酎づけが出来るそうです。9月〜10月頃にボケの実を収穫し、5〜10分くらい湯通しをして縦割りにし、乾燥したものを木瓜(もっか)といい、漢方では強壮・鎮痙・鎮咳・利尿薬として用います。冠稲荷には、群馬県指定天然記念物のボケ(樹齢400年)の木があります。昔、子供に恵まれない夫婦が毎日お参りをしていました。するとある時、修験者の老人が二人にボケの実を授けました。二人でそのボケの実を食べたところ、まもなく子宝に恵まれました。夫婦はお礼に境内にボケの木を植えました。それが現在の冠稲荷のボケの木だと伝えられています。この伝説から、このボケは、子宝・縁(えにし)結び・健康長寿などの御利益があるとされています。毎年美しい花を咲かせ、祭の日には、このボケの実で作ったボケ酒が与えられるそうです。(智泉荘周辺)













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