平成15年6月6日

UJI 花散歩 弐百六拾四

昼間の闇に白十字―ドクダミ

  「ドクダミの花は何色ですか?」と聞きますと殆どの人が「白」と答えます。ところが白ではありません。白の四弁の花のように見えるのは、実は総苞片です。その上の黄色く見えるのが小さな花の集まりです。花びらはありません。ドクダミの名前の由来は、生の葉に特有の匂いがあるため、何かの毒が入っているのではないか? とドクダメ(毒溜め)と呼ばれるようになり、それがドクダミに変化したといわれています。『大和本草(やまとほんぞう)』(1708年)に「わが国の馬医これを馬に用いると、十種の薬の効能があるので、十薬(ジュウヤク)という」という記述があります。万病に向く薬草として『日本薬局方』にも記載されている薬草です。「ドクダミ風呂」とか「ドクダミ茶」とか、体に良いようです。でも、どうして「毒」が「薬草」になるのでしょうか?「薬というのは全て毒です。但し、量によって毒にも薬にもなる」ということでしょうか? 

       どくだみや昼間の闇に白十字  川端茅舎

 花言葉は「白い追憶」です。(愛泉荘周辺)













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