平成15年6月17日

UJI 花散歩 弐百七拾七

常山紫陽花―アジサイ U

 アジサイ(紫陽花)は、薬効として花(ガク)・葉に解熱作用があります。漢方薬で「紫陽」といい、マラリアの特効薬として以前は服用されていました。それについて、中国の民話があります。昔、常山という山の古寺に貧しいお坊さんが住んでいました。お坊さんには収入が全くなかったので、毎日山里へ下りて托鉢にまわっていました。ある時、お坊さんはマラリアにかかり、骨と皮ばかりに痩せてしまいました。ある貧しい家で、お坊さんは野草のお粥を食べさせてもらいました。しばらくの間は調子がよくなりましたが、しばらくするとまたマラリアの発作が起きました。お坊さんは、野草のお粥を食べさせてくれた家に行き、その野草を教えてもらいました。青い花が咲いており、楕円形の葉はギザギザしていました。お坊さんは、その野草を掘って古寺へ持ち帰り、煮て食べました。やはり発作は起きなくなりました。しかし、健康な人が食べると吐いてしまうようでした。お坊さんは、古寺の空き地にその野草を植え、毎日食べつづけてマラリアを治しました。そして、托鉢の途中でマラリアにかかった人を見つけると、その薬草を与えて治してあげました。マラリアを治す薬草は、常山で見つけたので「常山」と名づけました。常山紫陽花(ジョウザンアジサイ)の話です。(宝蔵神社前広場・智泉荘周辺)


※「花散歩 弐百七拾」 色紫気香、芳麗可愛―アジサイ
※「花散歩 弐百八拾七」 紅額―アジサイ V

※「花散歩 参百九拾壱」 芽!












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