平成15年6月26日

UJI 花散歩 弐百八拾六

日本には異質な感じ―ビロードモウズイカ

 ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蘂花)は、帰化植物です。たくさんの帰化植物がありますが、多くは日本の自然の風景の中に溶け込んでおり、外国産の植物であるなどとは、誰かに聞かなければわかりません。しかし、このビロードモウズイカだけは異質な感じがして、日本のものでないことはすぐにわかります。高さ1〜2mもあり、30pにもなる葉をつけます。全草に灰白色の毛を密生し、葉に触れるとまるでビロードのような感じがします。とにかくよく目立ちますから、すぐにわかります。地中海沿岸の帰化植物で、もともと鑑賞用に栽培されていた植物ですが、河原や空き地、自動車道のわきなどに広く帰化しています。別名、ニワタバコ(庭煙草)と呼ばれるように栽培タバコのような姿をしています。地中海気候は、夏に雨が降りませんから、全草にあるビロードのような毛で覆い、乾燥に耐えられるようになっているのでしょう。モウズイカの名は「毛蘂花」で、雄蘂の花糸に紫青色の毛状のものがついていることに由来します。(智泉荘周辺)













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