平成15年7月13日

UJI 花散歩 参百参

名前を背負って歩く―ミョウガ

 ミョウガ(茗荷)は、日本原産ともアジア東部、中国が原産とも言われ、日本に伝来後野生化したのだろうとも言われています。日本全国いたるところで自生していますが、中国では栽培されておらず、欧米にもない、日本独自の香辛野菜です。古くはメガ(芽香)といい、これが「メウガ」となり、現在の「ミョウガ」となったそうです。平安時代の書物にも登場するほど古くから日本人に好まれています。栄養的には、ビタミンやミネラルも少なくてあまり期待できませんが、独特の爽やかな香りと苦味は食欲を増進させ、消化促進効果もあります。ミョウガを食べると物忘れするという俗説があります。釈迦の弟子槃特(はんどく)は、生来記憶力が悪く、仏道修行も進まず、自分の名前さえ忘れてしまうので、釈迦が名を書いて与えると常に背負って歩いていました。彼の死後、墓地に見知らぬ草が生えたので、名前を背負って歩いたことに因んで「茗荷」と名づけたという話があります。(智泉荘周辺)


※「UJI花散歩 参百壱拾五」蘭に似た一日花―ミョウガ U












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