「宇治の四季」

平成15年9月17日

UJI 花散歩 参百弐拾参

花弁が反り返る花―ヒヨドリジョウゴ U

 晩秋に赤く熟する果実にヒヨドリが群がって大騒ぎしながら食べる、その様子が酒に酔った人達が騒ぐ様子に似ている、ということでしょうか。【「UJI 花散歩 壱百参拾参」参照】『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』(1713年)には、ヒヨドリジョウゴの漢名に白英(はくえい)を当て、その実が赤く熟すとき、鵯(ひよどり)が好んで食べるのでヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)と名づけたという記述があります。ヒヨドリジョウゴは、日本各地の野山に生える蔓性多年草で、径1pほどの白い花が数個集まって、夏から秋にかけて咲きます。花は深く5裂し、花弁は反り返り、雄蘂は雌蘂の回りを筒状に取り囲むように並んでいます。果実または茎葉は、古くから皮膚病の薬として用いていました。(智泉荘周辺)









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