平成16年4月26日

UJI 花散歩 参百四拾弐

風通しの良い湿った樹木にぶら下がる―カヤラン


 カヤラン(茅蘭)は、風通しの良い湿った樹木にぶら下がって着生する日本原産の蘭です。所謂、着生蘭です。葉が左右二列に互生するので、カヤの葉のように見え、それでカヤランといいます。小型で大きくても5〜6cmですが、草丈の割には意外と大きな黄色くて丸い花を数輪つけます。カヤランの花は、5ミリくらいの大きさにも関わらず、すっきりした黄色で目を惹き付けます。カヤランは、一年に一枚の葉が互生して生えてくるため、写真のものも大変年月が経っています。よく川沿いの杉の枝にぶら下がっていることからスギラン(杉蘭)と呼ぶ地方もあるそうですが、梅や桜の木でも見たことがあるので木の種類はあまり問わないようです。智泉荘の玄関近くに咲く、このカヤランも北山杉の枝にぶら下がっています。この蘭は、ほとんど株繁殖はしないので、群落を作ることは無く、写真のように数株で自生しています。蘭愛好家の中に原種に凝っている人達がいるそうで、どうしても自生地に出かけ採取してくることになります。その行為がこのような蘭を絶滅に追いやっていることになっているといいます。
(智泉荘玄関周辺)









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