平成17年5月22日

UJI 花散歩 参百五拾八

芳香のある白い花―ノイバラU


 ノイバラは、国内では北海道、本州、四国、九州の山野に生育する落葉低木です。日本以外では朝鮮半島や中国にも分布しています。高さは2m程度ですが、ややツル状になってワサワサとした茂みをつくる感じに伸びます。名前は、野にある「イバラ」、つまり野にあるトゲのある植物ということからつけられたのだそうです。ただし、漢字は「野薔薇」となっていることもあります。花期は5月〜6月です。枝先に円錐花序を出して、芳香のある白い花をたくさん咲かせます。種小名の「multiflora」は、「たくさんの花の」という意味です。花は直径2cm〜3cmほどで、バラ科らしく花弁は5枚、雄しべは多数あります。ガクは後ろに反り返っています。果実は7mm〜8mmくらいの球形で赤く熟します。果実の上の部分にはガクの名残りが見られます。この赤い果実は、子房と花床という部分がいっしょに発達してできています。子房以外の部分が果実のようになったものを「偽果(ぎか)」といいますが、その中にはごく薄い果皮で種子を包む「痩果(そうか)」が多数あります。このような果実(偽果)を「バラ状果」といいます。【和名】ノイバラ [野茨、野薔薇]【学名】Rosa multiflora(智泉荘周辺)

※「UJI花散歩 参百参拾七」 ゲーテの詩にシューベルトが作曲―ノイバラ









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