平成17年7月25日

UJI 花散歩 参百六拾

ユリの女王―ヤマユリ


 ヤマユリ(山百合)とはユリ科ユリ属の植物です。別名、ヨシノユリ(吉野百合)・エイザンユリ(叡山百合)・ホウライジユリ(鳳来寺百合)との呼び名があります。学名はLilium auratum。日本特産のユリです。北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する多年草です。花期は7〜8月頃で、山中に生えることからこのように名づけられました。草丈は1〜1.5m程、花弁は外に弧を描きながら広がって、1度に数個を咲かせますが、これは一輪です。その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどです。花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点があります。花の香りは甘く濃厚でとても強い。発芽から開花までには5年程かかり、また株が古いほど多くの花をつけます。風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの女王様』(queen of lily)と呼ばれています。鱗茎は扁球形で10cm程の大きさである。多糖類の一種であるグルコマンナン(コンニャクにも多く含まれる)を多量に含み、縄文時代には既に食用にされていました。ユリは『万葉集』にも10首詠まれています。1873年(明治6年)、ウィーン万国博覧会で日本の他のユリと共に紹介され、ヨーロッパで注目を浴びました。それ以来、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつでした。(智泉荘周辺)











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