平成17年7月30日

UJI 花散歩 参百六拾弐

高山帯に清楚に咲く―クルマユリ

 北海道・本州中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の草地に生える多年草で小型のユリです。雪田の周りや雪崩斜面などに見事な群落を作ります。「クルマユリ(車百合)」と「オニユリ」(「UJI 花散歩 参」参照)はよく似ていますが、「オニユリ」には花や葉の付く数、葉の付け根にムカゴがあるかどうかで見分けられます。「クルマユリ」はその点で「オニユリ」よりも清楚な感じがします。また、「オニユリ」は人里近くの低地に咲くので、高山で見かけるのは「クルマユリ」と思っていいのでしょう。橙色の花を下むきに開きます。花弁は6枚で強く巻きかえっています。花弁の内側にはむらさき色の斑点があります。茎はまっすぐに伸び、葉は先の尖った細長いだ円形で、濃い緑色をしています。花の下に6〜7枚の葉が輪生しています。茎のまわりにつく葉を車輪のこしき(車軸)にみたて「クルマユリ」の名があります。                                     (智泉荘周辺)










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