平成19年6月25日

UJI 花散歩 四百弐




眠る木  − ねむの木U




大講堂横のベランダの前に、
ねむの木の花が咲いています。

ねむの木の英名は「シルク・ツリー」。
その理由は、この花が、
束ねた“絹糸”に見えるからだそうです。


















美しい花を咲かせるこの“ねむの木”は、
マメ科ネムノキ属の落葉高木で、
日本、中国、南アジアの暖帯〜熱帯に広く分布。

マメ科の植物は根が強く、
痩せた土地や、乾燥した土地でもよく育ちます。


「ねむの木」という名前の由来は、
夜になると、葉が閉じてぴたりと合わさり、
まるで眠っているように見えるところから。

葉を閉じることによって、
水分が蒸発するのを防いでいると考えられています。




ねむの木の葉は、
日本では古くから仏壇で焚くお香として
利用されてきました。

秋田では、ねむの木をマッコウギと呼び、
お盆近くになるとその葉を摘んで
乾燥させて臼でひいて、
1年分の「抹香」を作るのだそうです。





開花時期は、6月から7月。
梅雨から夏にかけて咲くこの花には、
雨とともに歌われた歌が多いようです。 


雨の日や まだきにくれて ねむの花       与謝蕪村

夕野良の 小藪が下の 合歓(ねむ)の花 
もも色薄う 揺れて霧の雨     北原白秋

象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が  ねぶの花      松尾芭蕉

※象潟=日本海に面した秋田県南西端の土地。
※西施=中国の春秋時代の美女の名前。
  





この「ねむの木」は、
UJI花散歩の第1回目に取り上げられた、
記念すべき花です。

ぜひ、一緒にお楽しみ下さい。↓



夏の到来を告げる花の咲く頃―合歓(ねむ)の木の花 「UJI花散歩 壱












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