平成20年5月17日

UJI 花散歩 四百拾弐






山の色が変わる − ブナ科の木の花






宇治の緑色の山が、白っぽい黄緑色に変わりました。













この黄緑色の正体は









ブナ科の木の花でした。





ブナ科の花は、このように、「尾状花序」とよばれる、
稲穂のように垂れ下がる花をつけます。

「ブナ科の木」とは、シイや、カシ、クヌギ、コナラなど。

秋になると、ドングリ(堅果)をつける木です。




特に、クヌギのドングリは、「つるばみ」と呼ばれ、
万葉の時代には、衣を染める染料として使用されていました。

つるばみで染めた衣は、普段着として使われていたようで、
万葉集の歌では、このように詠まれています。


紅(くれなゐ)は  移ろふものそ  橡(つるはみ)の 

馴(な)れにし衣(きぬ)に  なほ若(し)かめやも

                                   
大伴家持(おおとものやかもち)


〔意味〕 
紅の色は(べに花で染めたもの)は美しいが色あせるものである。
      つるばみ染めの身になじんだ衣には、やはり及ぶはずがない。

     (同じ役人の友人が二人目の妻をもったことに対してさとしてよんだ歌)





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