平成20年5月22日

UJI 花散歩 四百拾参







口が痺れる  − テンナンショウ(天南星)








境内で、不思議な形をした花を見つけました。





下から上まで10センチほどもある長い花です。


調べてみますと、これは、サトイモ科の
「テンナンショウ」 という植物でした。

テンナンショウにも、色々な種類があるのですが、
本山境内のものは、形から察するに、
「耳形天南星」(ミミガタテンナンショウ)のようです。


「サトイモ科テンナンショウ属」というだけあって、
サトイモにそっくりな球茎をもつのですが、残念ながら食べられません。

球茎はシュウ酸カルシウムという成分を含んでおり、
そのまま食べると口の中が痛くなって腫れあがるそうです。





この変わった花の形は、ハエなどの昆虫を誘い込み、
花粉をたくさん体に付けてもらう為の形態だそうです。
ハエを誘い込む為に、キノコに似た匂いを出しています。


この植物には、更に変わっているところがありました。
なんと、性転換するのです。

小さい株のときには、花をつけず、やや成長すると雄、
栄養状態が良く、成長して大きい株になると、
雌の株に変換するそうです。





雄雌の識別は、球茎の重さによって決まります。
球茎が4g以下が無性、21gまでが雄、それ以上は雌、だそうです。

本山のテンナンショウは、どちらなのでしょうか。





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