平成20年6月4日

UJI 花散歩 四百拾五







実はミカン科 − サンショウ(山椒)













爽やかな風が吹く6月の宇治別格本山です。





中講堂近くのサンショウ(山椒)の木に、
直径5ミリほどの実が、沢山ついていました。












サンショウは、ミカン科サンショウ属の落葉低木。
英名では、Japanese pepper(ジャパニーズ ペッパー)と呼ばれるほど、
日本と縁の深い木です。


縄文時代の遺跡から出土した土器からは、
サンショウの実が発見されているそうです。




若葉は、木の芽と呼ばれ、筍料理などに添えられ、
花(花山椒)は、吸い物に散らしたり、佃煮に、
未熟な果実(青山椒、実山椒)は、ちりめん山椒などの佃煮に、
熟した実の皮の乾燥粉末(粉山椒)は、
ウナギの蒲焼の臭味消し、七味唐辛子の材料に、
は、堅く折れにくく香りもよいため、「すりこぎ」として用いられます。

葉−花−実−木と、大役立ちのサンショウの木です。

ちなみに、朝鮮半島では、唐辛子が渡来する17世紀以前は、
キムチを漬けるときに、サンショウの実を使っていたそうです。




サンショウは、ミカン科の木です。
ぴりりと辛いサンショウがミカン科とは、意外な感じがしますが、
ミカン科の木の若葉しか食べないアゲハ蝶の幼虫は、
このサンショウの若葉も、エサとするそうです。

よくよく見ると、このサンショウの実も、小さいながら、
ミカンの実に似ているような気がします。






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