平成22年5月6日

UJI 花散歩 四百拾九




キノコのような花 − ギンリュウソウ





緑溢れる境内の中、龍宮参道脇の山の斜面に、
落ち葉の中から7センチほどの白い植物が生えていました。


写真右側の斜面



これは、ギンリュウソウ(銀竜草)。
シャクジョウソウ科ギンリョウソウ属の多年草です。

透き通ったキノコにも見えることから、
別名ユウレイタケ(幽霊茸)とも呼ばれています。



ギンリュウソウは腐生植物です。

腐生植物とは、光合成で自活する能力がなく
菌類と共生して栄養素を得て生活する種子植物です。

ギンリュウソウも、樹木と共生しているベニタケ属菌類に寄生し、
樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で摂っています。

光合成の必要がないため葉緑素を持たず、
色素がないため茎も葉も花も真っ白です。
ちなみに漢名(中国名)はスイショウラン(水晶蘭)です。


日本全土の山地に生え、花期は5月から8月。

姿形の似たものにアキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)、
別名をギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)がありますが、
こちらの花期は9月から10月です。


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