平成22年7月9日

UJI 花散歩 四百弐拾四




キノコの女王 − キヌガサタケ






参道脇に、高さ13cmほどの
変わったキノコを発見しました。




これは、キヌガサタケ(衣笠茸)。
スッポンタケ目スッポンタケ科のキノコです。

キヌガサタケの名前の由来は、
帽子部分から伸びるレース状の網。

今回発見したものは、レースが縮んでしまっていますが、
本来は、地面までふんわりと伸び広がり、
それを衣笠に見立てて名付けられました。

また、そのレースがドレスのように見えることから、
「キノコの女王」とも呼ばれています。



レースの部分は、プラスチックでできているような触感でした。

キヌガサタケは成長が早いことでも有名で、
わずか2時間ほどで、
キノコの本体が伸び、
その後、1時間ほどで帽子部分からレースが下り切ります。

キヌガサタケは、胞子を風に飛ばす種類のキノコではなく、
帽子部分に異臭を放つグレバという胞子の入った粘液を出し、
その臭いに寄ってくるハエに胞子を付けて運んでもらいます。
(撮影中も、キノコにハエが寄ってきていました)

実はこのキノコ、中国ではチューション(竹笙)といって、
高級食材として扱われます。
異臭を放つ帽子部分を取り除き、乾燥させて保存し、
スープ等に入れて食します。
独特の食感を楽しむものだそうです。

発生時期は、梅雨期と秋の年2回。
宇治では 先日梅雨が明け、連日暑い日が続いているため、
少し遅い発生だったのかもしれません。

発生場所は竹林。
今回発見したのも、竹林のすぐ側の場所でした。





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