1147妻との家庭調和を叶えたい!

 

 今回の一般練成会の参加動機は複数あり、「新しい仕事をどう決めるか」
や「第二子を授かりたい」などありましたが、一番の動機は「妻との約束を守る」ことでした。

 妻と結婚してから直ぐに神の子さんを授かり、住まいも妻の実家の隣の仕事場をリフォームして
住むことが出来て周りから見ると順風満帆の家族でした。

 しかし、結婚当初、十歳年上で三十代後半だった妻に私の父が「子供が生まれない時は・・・」
と傷付ける言葉を言っていたようで、母と私は妻をかばう言葉もなくて、妻はとても傷付いたようです。

 次第に別れる事も脳裏に浮かんだようで、時々泣き出したり、感情的になったり、
少しずつ心のバランスが崩れていました。

 そんな心の変化に気付きながら幸運にも神の子さんを授かったことで両親と妻との仲が改善し、
夫婦の仲も落ち着いていましたが、妊娠してすぐ仕事が忙しくなり、夜遅い時が続きました。

 そうすると、夕方から独りの時間があり、初めての妊娠に対し不安がつのり、
再び心が不安定になっていきました。
妻からは「早く帰って」と助けを求める言葉があったにも関わらず、「仕事だから・・・」と
見て見ぬふりをしていました。

 出産してからは、夕方暗くなり、私が仕事から帰るまでの間、よく同じ市内の妻の実家に
逃げるように通っていました。
それでも段々不安がつのり、妻は精神薬を頼らなくてはならなくなりました。

 私は転職を決め、また義父母に「実家の隣の仕事場を片付けたら住めるから引っ越しておいで」
と助け舟を出してもらいました。

 育児をしながらリフォーム、そして保育園と次々に生活の転換があり、
また身体的、精神的に疲弊していました。

 助けるべき私は転職を理由に忙しいからと、妻を支えることが出来ず、
「大丈夫、生長の家の教えに・・・と書いてあるから」と真剣に聴こうとせず、
真理を使って目の前で苦しむ妻から逃げていました。

 リフォームが終わり、新しい生活(私は新しい職場、妻は子供の保育園への対応)の間は
互いに言い合いをして、よく喧嘩をしました。

 それでも少しずつ生活が落ち着いてきましたが、第二子がなかなか授からないので、
病院に行くと「体外受精しか可能性はない」と言われ、不妊治療という新しい壁が現れ、
再び互いにぶつかり合うようになりました。

 妻から「今のままじゃ互いに憎しみあって、家庭は調和しない。宇治に十日間行くしかない」
と言われたことを切っ掛けに職場の有給を使って参加を決めました。

 十日間の練成会中に神想観をしていると、講話の中で
「家庭内に真理を持ち込まない、裁き合いになる」と伺い、
“自分も妻も裁いていたな”と気付きました。

 また妻に対して「子供が生まれなければいい」と言って傷付けた父親を
夫婦喧嘩の原因だと恨んでいましたが、自分が娘を持つ身となり、
父親の発した言葉は私のことを想っての言葉だったと思え、感謝しようと決めました。

 神想観や浄心行を通じて父母が私を愛してくれていたことに気付いて
素直に感謝することが出来ました。


 妻に対する怒り、恨みに対しては観世音菩薩様と捉え、
まず感謝することにしようと決めました。

 練成中に細かい点でムッとすることがあり、まだまだ自分の決意、祈りが足りないと
改めて気付かされています。

 家庭生活に戻ってからは、練成の事を思い出して、何事に関しても感謝して、
妻の家族の周りの方の祈りを欠かさないように致します。

ありがとうございます。














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