1314 従業員への憤(いきどお)りも「一切者の自覚」で解決 

新春練成会体験

 今回は二泊三日の参加でした。
会社経営をやっていくことが嫌になり、もう全て辞めてしまいたいという
衝動にかられて参加しました。

 というのも経営者は会社のために必死で働いているのに、
従業員は旧態依然、自分のために今まで通り働いてさえいれば
給料はもらえるだろうというサラリーマン化した態度に怒りを覚え、
もう我慢出来なくなり、自暴自棄になっての参加でした。

 陰でどれだけお祈りしているのか分っているのかという
従業員に対する不満の現れだったと思います。

 参加した月曜日の夜の長田講師の講話 『菩薩は何を為すべきか』 の中で、
「神の子の自覚とは、一切者の自覚」 「全ては自分の掌中にあり、
全ての責任は全て自分にあり、全ての責任は全て自分がとることである」
 と教わり、
来て早々ハンマーで後ろから頭を殴られた衝撃を受けました。

 「一切者の自覚」とは、責任を他に帰するのではなく、
「全て自分の責任とみなす勇気」であり、決断だと思いました。

 思えば会社経営をこのままの方向で、このままの状態でいいのかという
不安から来ているものと再認識しました。

 不安というものは、「人間は肉体である」という迷いから来るものであると分っていましたから、
「人間は神の子であり、霊的実在である」 という縦の真理を再度、
神想観を通して体得し直しました。

 また、長田講師から 「真理で他の人を裁いてはならない」 と教わり、
「あぁ、そうだな、心の法則、すなわち 「横の真理」 を知っているが故に、
従業員を含め他の人を、「あの人達はこれこれのせいで今こうなっている」
と人達を得意げに裁いていたのかもしれないと大反省しました。

 真理でもって相手を裁くことなく、真理を知ったからとて、驕る(おごる)ことなく、
これからは真理の正しい使い方を学び、山口講師の講話で教えて頂いた
「全ての責任は朕にあり」 と云われた昭和天皇陛下の一切者の自覚の如く、
他に責任を転嫁することなく、全責任を自ら背負えるような経営者であるよう、
これからも精進して参ります。 ありがとうございました。


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