1318 全てに対し、ただただ“無条件感謝”だった

準備献労体験

 私は5年前に癌になりました。
その時、御教えに助けて頂きました。
それから今日まで再発も転移もなく、元気で生活しています。
そのお礼も言いたくて宇治まで足を運びました。

 治療が終わってからも予後治療として5年間薬を飲まなければなりませんでした。
その薬もやっと来月で終了しました。

 治療が済むまでは順調でした。この予後の薬が始まると副作用が色々と出て、
飲み始めた頃は5年後が果てしなく先に思えて気持ちがつぶれてしまいそうでしたが、
しんどい副作用も乗り越えてゴールに手が届きそうです。

 今回の献労ではそんな今までの事が次々と頭に浮かびました。
「ありがとうございます」 を続けて言いながら作業をしている内に私は何に対して
「ありがとう」 を言っているのだろうと思いました。

 こうして生かされていること。 周りの全ての人や物や事、宇治に来れた事、
生長の家を知れた事、どれも感謝すべき素晴らしい事なのですが、
元気に生きていることにありがとう、私の周りの全ての人、物、事にありがとう、などと、
だから感謝すべきと考えていました。

 けれども無心になって作業を進める内、「~だから」ではなく、
「全ての事に対してただただ無条件感謝なんだ!」と気付きました。

 だからずっと 「ありがとうございます」 と言い続けるのだと思えるようになりました。
どんな人にもどんなものにも、そしてどんな事にも、ただ無心に無条件に感謝すること、
それを5年目にして気が付くことができました。

 今回は五社参りも出来ました。やる前は疲れるだろうと思っていましたが、
やってみたらそうでもなく、気持ちがさっぱりしました。

 これからの決意は 「はい」 の実践です。
相手の言葉の奥にある御心に 「はい」 と言い、自我を押し通さず、
神様に喜んで使ってもらえる私になるように精進します。


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