1350亡き父が離れていた家族を一つにしてくれた

楽しく行ずる練成会体験談

 今回の参加動機は、研修生は全員参加だったからなのですが、
そもそも私が研修生になった理由は、仕事で男性の上司と上手く接することが出来ず、
職場を変えても同じような問題が続いていたからです。

 私が13歳の頃、父を病気で亡くし、母は女手一つで三人の子供を育ててくれました。
ですが、当時の私は考えが幼く、子供を守ろうとするあまり、余裕なく厳しく怖くなっていた母が
すごく嫌で、家がとても辛いものだと思うようになりました。

 だから私は学校や職場が生き生き出来る居場所となり、
次第に父の存在を忘れていってしまいました。

 生長の家の御教えに触れ、父への本当の感謝の意味を講師の方々から教えて頂くのですが、
どうもピンとこない。父の事は嫌いではないし、感謝しているつもりでしたが、
ただ、生き通しであるはずの父の生命を近くに感じたことはありませんでした。

 そんな中、今月行われた浄心行で父を呼ぶ時、初めて心からそこにいる父に向かって
お父さんと呼ぶことが出来ました。

 「こんなにも近くにいてくれていたんだ」と、感謝と今まで忘れていた懺悔の気持ちで
胸が一杯になりました。

 それから程なくして家族のまわりに動きがでてきました。
父が生前母にプレゼントしたピアノ、今では家族皆一人暮らしで置く場所がなく、
知人の事務所に置かせてもらっていたのですが、そこが今度事務所をたたむので
ピアノを引き取って欲しいと連絡が入ったのです。

 ピアノが置ける家、家族で住める大きな家が必要になりました。
そして私も妹も仕事の好都合なタイミングも出てきました。

「父からまた家族で住むよう言われているのかも知れない」と、父を強く感じることが出来ました。

 正直私は研修生になってから今まで献労や神想観テストを
がむしゃらにやってきただけでしたが、祈り、神想観が
とても大切なものだと気付かされた出来事でした。

この練成を通して、楽しく行をしていきたいと思います。ありがとうございます。



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